こんにちは。スリムパンダ(@scan1001)です。
我が家は僕が外で働き妻が専業主婦という1馬力の家庭です。
結婚する前から自分でお金の管理はちょこちょこしていたため、その流れで家計管理もいつのまにか担当しています。
これまではある程度自分の頭の中で収支の計算ができていたのですが、家族が増えると出費も増えてくるので何かに書き起こさないと管理が難しくなります。
そこで家計をミエル化しようと思い立ち表計算ソフトで管理することにしました。
我が家で実施している簡単な家計管理法をご紹介します。
家計管理で収支を把握するためにするべきこと
【収入】給与明細を確認する
まずは収入面についてです。
会社員の方であれば会社から給与明細が発行されます。その中の【支給項目】にはざっくりと以下のようにわかれているはずですので抑えておきましょう。
- 基本給与
- 扶養手当
- 住宅手当
- 勤務地手当
- 残業手当
「めんどくさいから総支給金額をみればいいんじゃない?」と思うかも知れませんが、ここで注意しないといけない項目が残業手当です。
扶養手当等はよほどのことがない限り減額されるものではありませんが、残業手当は基本的に毎月変動するものなのでこの金額も含んで予算を立ててしまうと赤字になってしまう可能性があります。(給与体系によっては残業手当が固定化されている企業もあるかもしれませんね)
また、残業は業務上必要なものとして行うものですがしっかりと意識しないと知らず知らずの内に「残業手当がなければ生活ができない」という事態にも陥ってしまいます。。
実は我が家も残業手当に頼って生活をしていたのですがこのままじゃいかん!と思い「はじめからないもの」として考えるようになりました。
ここまでメインで働く夫側を想定してお話しましたが、妻側が専業主婦でも内職等で毎月決まった額をもらえるお仕事をしている場合は『妻の収入』を項目を設けた方がよいかもしれないですね。
【収入】給与以外の収入を確認する
ご家庭によって変わってくるとは思いますが給与以外の収入は以下のような収入が考えられますね。
- 不動産収入
- 太陽光発電システム売電収入
- 児童手当
何れも条件によって変動しますので平均的に収入として得られる額は抑えておきましょう。
児童手当はお子さんの人数、年齢によって額が異なってくるので最新情報はチェックしておきたいところです。
【支出】毎月引き落としとなる項目を確認する(通帳、クレジット利用履歴等)
引き落としとなるものは主に以下があるかと思います。
- 光熱費
- 保険料(生命保険/学資保険/自動車任意保険等)
- 固定/携帯電話料金
- Internet通信費用
- 学費/習い事の費用
- ローン(自宅/車等)
毎月引き落としとなるものはほぼ金額は一定で通帳またはクレジットカードの利用履歴に記録されるので比較的把握しやすいです。
光熱費(特に電気代)はシーズンによって変動するのでこちらも平均的な額を抑えておきたいですね。
【支出】年1・隔月での支払いとなる項目(車税・固定資産税など)
定期的な支払いの中でも毎月払いでないものもありますね。たとえば以下のような項目です。
- 固定資産税
- 車の税金(年1)
- 車の車検費用(一般車は2年に1回)
- 浄化槽のメンテナンス費用
ほぼ一定の金額なので払い込み用紙や契約書を確認して金額を抑えるようにしておきましょう。
これらの費用は一度に大きな金額が出ていくことになるので、毎月少額を積み立てておくかボーナスなどの大きな収入が入った際に一気に積み立てるか計画を立てておくと安心です。

【支出】現金での支払い項目を確認する(レシートやアプリを活用)
1番見えにくくて厄介なのが現金で出て行く部分です。
自分で毎月どの程度使っているかわからない場合は1ヶ月から2ヶ月程度、現金(電子マネー)で購入した時のレシートをためておきましょう。
レシートを使った把握法でポイントなのは「買ったものを細かく仕分けて計算する」ではなく、すべての金額を合算しトータルでいくら使ったかを把握することです。
トータル金額が出てきたらざっくりと食費と雑費といった具合にわけてみると良いですね。
次にレシートが出ない場合の把握法です。
会社員の方でしたら職場で食堂、自販機を利用することも多いかと思います。その際は無料アプリを利用して使った金額を抑えておくと自動計算してくれるので便利です。
今まで愛用していた家計管理アプリがサービス停止となってしまったので最近から「家計簿マネーフォワード」という無料のアプリを使いはじめました。
上の写真は実際にぼくが今月から使い始めての画面ですが、「食費」「趣味・娯楽」といったカテゴリ毎に金額が自動計算されています。
アプリを使う時のポイントもトータルでいくら使ったかを把握することです。
おこづかい制のご家庭ではお財布を握っている方とうまく交渉できるような材料にしてもよいかもしれないですね笑

収支管理表(予算シート)で見える化をする
収入と支出を把握するだけでも相当な労力を使うかもしれませんがもうひと踏ん張りです。
把握した収支を管理していきましょう!
ノートなどで管理してももちろんよいのですが、金額の見直しをしたり計算をし直すことを考えると表計算ソフトを使うと効率的に管理ができます。
表計算といっても複雑な処理はまったくいらずに収入と支出がわかるよう項目をわけてそれぞれ合計金額がわかるような形式となっていればバッチリです。
PCにOfficeが入っていない場合は、Googleスプレッドシートを利用するとよいかと思います。
パソコン、スマートフォン、タブレットのどこからでも新しいスプレッドシートを作成して、他のユーザーと同時に編集。インターネ…
表のイメージは以下のような感じですね。支出部分をピックアップしています。
収入と支出をミエル化して予算を調整する
表に記載することができたらあとは収入と支出を比較して予算を調整するのみです!
ミエル化をするメリットは次のようなことが把握できることです。
- 自由に使える金額
- 出費額の大きな項目
特に現金で購入して記録に残らなった部分は金額でみると意外と額が大きいかったりします。我が家はミエル化をする前は金額をあまり考えずに使うことが多かったです。
予算を立てる上で重要なのは無理なく設定することですね。
これまでに把握してきた出費の金額をもとにまずは運用をしてみて予算を微調整していく方法がおすすめです。
予算を立てることによるメリット
- 無駄な出費を抑えることができる
- 予算が決まっているのでやりくりする意識が芽生える
- 余裕資金を有効利用する意識が芽生える
管理法のご紹介は以上なのですが予算を立てた管理表は夫または妻の一方だけでなく、二人できちんと認識しておくようにしましょう。
一方だけが認識している状態ですと負担もかかりますし、大きな出費が出ていく際に「なんでこんなにうちは余裕がないの!?」といったようにトラブルの元にもなります。

まとめ
今回我が家の家計管理法をご紹介しましたがミエル化をするまでは数字をある程度記録していましたが、以降は基本的に予算内で収まっているので家計簿はつけていません。
各ご家庭それぞれ家計管理法は異なるかと思いますが、まずは収支の把握とそれを夫婦二人で共有することが大事です。
以上のことがはじめでしっかりとできていれば毎月細かく家計簿をつける必要はないかと思います。
無理のない健全な家計管理を行って楽しい日々を過ごしてくださいね。

・支出は現金とそれ以外にわけ、さらに毎月/隔月で出ていく金額を把握する
・管理は表計算ソフトを利用する
・無理のない予算設定をおこなう